私が現在、VUB、自由大学病院で従事している心臓MRI。
ここ数年は、特にこのことを専門に働いてきました。
初めて心臓MRIに出会ったのは、ニューヨークで働いていたときですが、そのときの感動は今でも忘れられません。
MRIというと、脳や骨、動かない臓器をゆっくり時間をかけて撮影する大きな機械、と思っていましたから、このマシンで、脈打つ心臓を美しく撮影できる!という出来事は、私たち、循環器の医者にとっては、大きな変化、驚きでありました。
今、心臓MRIは“one stop shop”というあだ名がつくほど、一回の検査で多くの情報を与えてくれます。しかもこのMRIは、CT検査などと違って、放射線も使わないですし、心臓エコーと同様、非侵襲的な検査です。
ちょっとマニアックな話ですが、MRIという機械は、GE、東芝、Philips、Siemensという4つの会社が販売しています。ニューヨークではGEのマシンを使っていて、ベルギーの病院には、PhilipsとSiemensの機械があります。なんと、東芝の機械だけ、私は働いたことがありません。会社によってハードウェア、ソフトウェアも違うので、なかなか大変ですが、ようやっと二つの機械を使い慣れてきました。
毎週、片言のフラマン語やフランス語で患者さんを撮影していますが、これも少しずつ慣れてきたかな?
また少しずつMRIについても書いていこうと思います。
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